超豪華夜行バスで日本縦断

1960年代に登場した夜行バスですが、当時は昼行便と同じ車両や座席で運行されていたそうです。その後1983年に関西地区から福岡県をむすぶ「ムーンライト号」が登場して以降、安価で快適な交通機関としての夜行バスが人気を呼び、瞬く間に鉄道、交通といった都市間交通のシェア争いに参入するようになりました。この「ムーンライト号」は3列独立シート、トイレ付といった豪華仕様が当時の話題をさらい、その後の夜間高速バスのひとつのスタイルを作り上げたバスです。安価で便利ではあるのですが、車体の大きさの制限からどうしても、窮屈、寝られないといった不満点が聞かれることも事実です。

運行各社はこの利用者の声を受けて、様々な改善を施した車両を投入し、快適さへの工夫を怠っていません。車内一律の座席仕様であったことを見直し、2クラス制とすることで、安さよりも快適さを重視したい人には追加料金でプレミアムシートを利用できるようなサービスが普及してきたのもその一例です。また最近ではこのプレミアムシートをさらに推し進めた、超豪華仕様の夜行バスが注目を集めています。3列シートが豪華装備としてもてはやされたのはすでに過去の話となり、最新の豪華バスは左右2列仕様が標準です。

ほぼフルフラットにしても前後の乗客との干渉が最低限になるように工夫された座席、各座席を仕切るカーテンにより生み出される個室空間など、従来の常識を覆す装備を持っています。その分乗車定員が少なくなるために、一般の座席と比べるとかなり割高にはなりますが、新幹線や航空機に対しては十分に競争力のある金額です。現在このような豪華バスが東北から九州まで走っています。こんなバスなら二晩続けて乗って、本州縦断も楽にできそうです。

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